廃棄処理施設の紹介

廃棄物処理施設

所在地 群馬県利根郡片品村大字菅沼251番地10
施工業者

工事管理 株式会社日本環境工学設計事務所

設計施工 三菱重工業株式会社

工事期間

着  工 平成9年6月12日

竣  工 平成11年3月25日

施工概要

[ごみ焼却施設] 2,232,3000千円(管理塔を含む)

建  物:
鉄骨鉄筋コンクリート造(地下1階地上4階建)
建築面積:
1,194.67㎡
延床面積:
2,141.99㎡
処理能力:
15t/8h×2炉 … 計30t/日
受入供給設備:
ピットアンドクレーン方式
燃焼設備:
ストーカ燃焼式
排ガス処理設備:
ろ過式集じん機

[リサイクルプラザ] 1,009,218千円

建  物:
鉄骨鉄筋コンクリート造(4階建)
建築面積:
882.75㎡
延床面積:
1,871.36㎡
処理能力:
12t/5h … 計12t/日
処理方式:

不燃・粗大・カン:二軸式破砕機

ビン:人による手選別作業

[管理棟]

建築面積:
214.58㎡
延床面積:
377.54㎡

施設の特徴

1.公害防止には、最新の技術を結集しています。排ガス中の「ダイオキシン」及び「塩化水素」の除去については、非常に厳しい基準で設計し、高性能な有害ガス除去装置、及びろ過式集じん器を設置しています。又、リサイクルプラザでは、サイクロン、及びバグフィルターにより粉じん等を除去し、正常な空気として屋外へ放出しています。

2.工場から出る「排水」は、排水処理設備により薬品処理したのち、工場内で再使用するため場外には放流しません。

3.「ごみの臭気」は、拡散するのを防ぐために、焼却炉内へ送入して、800〜950℃の熱で分解させ、無害無臭化をはかっています。

4.建物は、鉄筋コンクリート及び鉄骨造とし、騒音源となる機器を建屋内に配置し、音の漏れるのを防止しています。

5.すべての工程は機械化され、各所に設けた自動制御装置、遠隔操作装置により集中制御されるので作業は能率的で清潔です。

施設の特徴

ゴミ計量機

●ゴミ計量機

各家庭から収集されて来た「ゴミ」をここで自動的に計量・記録します。

プラットホームと投入扉

●プラットホームと投入扉

収集車が搬入した「ゴミ」をここからゴミピットへ投入します。

ゴミクレーンとゴミホッパ

●ゴミクレーンとゴミホッパ

ゴミピット内の「ゴミ」をクレーンでつかみ「ゴミ投入ホッパ」に供給します。

焼却炉

●焼却炉

「ゴミ」は往復動式ストーカ炉を採用し、完全燃焼されます。

中央制御室

●中央制御室

焼却炉の運転はこの中央制御室の操作盤と監視盤によってリモートコントロールしています。

破砕機

●破砕機

粗大ゴミ・不燃ゴミを中速・低速カッターにより効率よく破砕する装置です。

アルミ選別機

●アルミ選別機

可燃物中のアルミを強力な渦電流で選別する装置です。

びん自動色選別装置

●びん自動色選別装置

収集されてきた様々な種類のびんを白・茶・その他の3種類に色選別する装置です。

金属圧縮機

●金属圧縮機

鉄とアルミを大量に運搬できるよう、連続的に圧縮成形する装置です。

中央制御室

●中央操作室

施設内の機器類を、遠隔集中操作する中央監視操作盤が収納されており、運転は少人数で行える様になっています。

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